2020年2月○日
この日は義理の父が自宅に来てくれて息子のことをみてくれて、夫が病院へ見舞いにきてくれた。
夫が来なきゃいけない理由は、加害者が加入する任意保険の会社の担当者とはなしがあるからである。
その前に夫から会社と警察署に提出するために、暫定でいいから診断書が欲しいとの事だったので病棟のクラークさんを通じて依頼。
病院書式のものをわりと早くもらえた。
ちなみに事故当日に警察署からきた電話は夫のもとにもかかってきていて、入院中だから今後は何かあったら夫のほうに連絡をくれと頼んでくれていた。
保険会社とのはなし
デイルームではなすためこの日も車椅子に移乗する。
この日は前日みたいに何人もの人が介助してくれるわけではなく、その日の担当の看護師さんだけが介助してくれた。
大変だったがなんとか乗れた。
夫と保険会社の担当者とデイルームに集まり、はなす。
ここでの会話は相手のこともあるのであまり詳しく書かない。
要は
- 青信号を渡っていた時に起こった交通事故なので100%運転手の過失
- 治療にかかるものは全て保険会社が負担
- こどもにかかる保育料も保険会社が負担
といったことである。
ちなみにここでの会話は全て録音してあるし夫はその場でiPadにキーボードを取り付けて、文書にまとめていた。
あともうひとつ、加害者の方が今後見舞いに来たり謝罪しに来たりすることのないようお願いもした。
保険会社曰く、加害者にはお見舞いに行くよう勧めているとの事だったが、私は正直お顔を見ると良い思いはしないし、きっと加害者の方にしてみても辛い思いをするだけだと思ったからだ。
お互いに良いことは生まれないなら保険会社を通じて、冷静に話し合いをしたいと思った。
車椅子からずり落ちる
保険会社とのはなしが終わり、病室のベッドに戻る時、行きとは違って力をどこにどうかけていいかわからずベッドに移ることに失敗して車椅子からずりずりーと落ちた。
ゆっくりお尻が地面についただけなので痛くはなかった。
何で帰りは上手くいかなかったんだろうと、あとでPTさんに聞いたら、私は右手しか使えないから、ベッドへ戻る際は行きとは反対側のベッドサイドから戻らないといけなかったらしい。
新人の看護師さんだったのでそこまで考えが至らなかったのかもしれない。
ただ私はこの新人看護師さんにそれ以上に心をケアしてもらえていたと思う。
看護師さんってベテランの方のほうが色々と技術的なことは上かもしれない。
しかし患者に寄り添って心のケアをしてくれるような方は、新人の子のほうが優れていたと感じることも多かった。
まあこの一件が私を車椅子プチ恐怖症にさせるのだが…
夫の疲れをどうにかしたい…
この日の夫は話していても常に目が焦点が合わないような、明らかな疲れが滲み出ていた。
それもそのはず、息子はまだ睡眠が安定していない時期であり、私がいなくなってそれは更に悪化していた。
いくら日中誰かが手伝ってくれたとしても、眠りたい夜は1人で息子をみているのだ。
夫は私とって息子同様、かけがえのない存在で、夫のこともどうにかケアしたかった。
この日夫が家に帰った後、実家の両親に電話をかけて数日間息子を実家でみてくれないかとお願いした(もちろん両親もかけがえのない存在だ)。
両親も私がお願いする前からそれを気にしていたようで、すぐに了承してくれた。
本当にみんなに支えられているなと、この時も今も感謝の毎日だ。