2020年3月○日
地域包括ケア病棟へ
4週目でひじの固定を外してから可動域を広げるリハビリが始まってから2週間たち、再度CT検査を行った。
検査の結果、骨のズレもなく、改めてプレート等を入れる必要はないと主治医の先生から言われた。
これにより何か追加で治療を行う必要も無くなったので、私にもついに地域包括ケア病棟へ移動するはなしがきた。
同室のCさん(https://blog.satomasakichi.com/entry/2021/06/25/223221参照)と病室が離れてしまうのは寂しかったが、Cさんはこの数日後に退院が決まっていたのでどちらにしてもお別れだった。
私も心機一転頑張ろうと思った。
整形外科病棟は西側だったが地域包括ケア病棟は東側。
西日が厳しかった整形外科病棟と違い景色も良い。
また、ベッドの位置も廊下側ではなく窓側だったのでとても気持ちが良かった。
同室の方ももうすぐ退院を控えている比較的元気な方が多かったので、たまに楽しくはなしをしながら過ごすことができた。
整形外科病棟にいた時は、私を含め1人でトイレに行けない患者さんや、手術直後の患者さんが多く入院していたので、夜中もナースコールがひっきりなしに鳴っていたが、新しい病棟ではそれもほとんどなかったのでぐっすり眠ることができた。
退院に向けて一歩前進したなと思ったので、家族とも退院後の生活についてなども話し合いはじめた。
また、夫の育児休暇は3月いっぱいだったので、息子は4月から日中は夫の実家近くの保育室にお世話になることになっていた。
そこでこの週から1日数時間の慣らし保育も始まった。
マンツーマンで保育してくれていたので、保育日誌にもその日の様子を詳細に記載してくれていた。
こちらの保育日誌は親がパスワードを入れてネットで見れるタイプのものだった。
私が勤めていた保育園では紙に手書きするものだったが、保育士さんは1日に何人もの保育日誌を書かなくてはいけないため腱鞘炎になっている方もいた…
ネットで見れるタイプのものだったらそれも少しは緩和されそうだし、今の時代には適しているよなーと思った。
リハビリも更に前進
この週から足に2/3荷重をかけることが許された。
この頃の私の体重は50kgくらいだったので、33kg左足にもかけていいことになる。
今回も平行棒の間に立ち、左足の下に体重計を置き33kgまで体重をかける感覚をつける。
頑張って体重をかけようとしても25kgくらいしかかからず、思ったよりももっとかけてもいいんだというような感想。
しかし繰り返しているうちに感覚がついてきて、体重計を見なくても33kgに近い数字をかけられるようになってきた。
1/3荷重の時と同様、荷重をかけても痛みはほとんど感じなかった。
右手で平行棒をしっかりとつかみ、そこに免荷分の1/3の荷重をかけて歩くこともできるようになった。
はじめは難しかったが、これも繰り返すうちにリズムが身につくように慣れてきた。
また、2/3荷重をかけてよくなると、片松葉杖で歩行をすることも可能になる。
どうするかというと健康な右手に松葉杖を持ち、免荷分の1/3の体重をかけて歩くのだ。
しかしこれを練習するのはやめておいた。
というのも、主治医の先生や担当理学療法士(PT)さんから次の週には全荷重が許されて杖なし歩行の練習が始まると聞いていた。
運動神経の悪い心配性の私は、数日間の歩行のために松葉杖を練習するほうが転倒のリスクなどがあるのではと思ったからだ(Bちゃんが病院内で松葉杖歩行中に転倒してしまったことも聞いていたのも要因)。
このことについて担当PTさんに相談したところ、
「確かにそうですよね…」
と、理解が得られ、2/3荷重時の歩行練習は平行棒を使ってしか行わなかった。
そして肘の可動域を広げるリハビリも相変わらずとっても痛いが、頑張って、この頃には115°まで曲がるようになった。