交通事故に遭った私の骨折日記と色々

骨折日記と作った料理やスイーツなどのブログです。

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【骨折日記】入院中の食事について

2020年2月〜4月

以前の記事でも少し書いたが、今回は入院中の食事について改めて書きたいと思う。

入院中の食事は大切

一日のほとんどを病室のベッド上で過ごす入院患者にとっての楽しみは、ほぼ食事といっても過言ではないと思う(少なくとも私の場合は)。

私は管理栄養士の資格を持っていて、総合病院での勤務経験があるが、今回患者の立場にもなってそのことをより感じたわけである。

私が入院した病棟は整形外科病棟であったが、転倒等によって骨折したご高齢の患者さんが多く、もともと持病を持っている方も多かった。

そういった場合、食事に何らかの制限かかることが多い(エネルギーコントロール食、タンパク質制限食、塩分制限食など)。

一方、私のように持病もなく、怪我の治療のためだけに入院している患者は“常食“といった通常の食事が提供される。

しかしながら、入院当初の私はほぼ寝たきり状態。

提供される食事と一緒に置かれいる食札(患者の名前、病室番号、食事の種類などが書かれた紙)に“臥床食“と記載されていた。

臥床食とは寝たきりの状態でも食べられる食事ということ。

この食札のコメントにより、入院当初の私の食事は全て一口大にカットされ、汁物は具なしでストロー付きの容器に入れてでてきたというわけだ。

ほぼ寝たきりであっても、私はベッドのリクライニングさえ起こせば座ったような状態を作ることができたし、負傷したのは利き手ではない左手だったので、何なら箸を使って食事をすることができた。

看護師さんに
「私、通常の食事を食べられるので、“臥床食“というコメント食札から消してもらってもいいですか?」
と自ら言った。

するとその直後の食事から通常の形態の食事が出てきて、味噌汁に具が入っていて少し感動した。笑

また、晴れて“常食“になると、私が入院していた病院では選択食が選べるようになる。

入院していた病院では、月水金曜日の朝食と夕食を普段と少し違うおかずを選ぶことができ、特に朝食はご飯からパンに変えることができるので、それだけで朝食の満足度がかなり上がった。

以前投稿した記事にも書いたが、朝食は本当に質素で、献立としてはご飯、煮物、味噌汁、牛乳という組み合わせが多かった。

煮物も、肉じゃがのような主菜として受け入れられるようなおかずの時もあれば、切り干し大根煮のようなどちらかといえば副菜だよね…という時もあった。

私の知識では、主菜は“タンパク質の供給源になるおかず“だったので、この日の献立の場合は牛乳が主菜かな?と思ったほど(切り干し大根には油揚げが少しばかり入っているだけだったので)。

また、おかずは薄味で量が少ないのに対して、ご飯の量は多い(私の場合は200g)。

そこでふりかけなどのご飯のお供が必須なわけだ。

注意が必要なのは、病院の食事は、その患者さんの病態に応じて主治医の先生や管理栄養士さんが食事を決めているので、
「食事は何を食べてもいいか?」と確認することが必要。

私がよくお話しさせてもらっていた比較的お若い患者さんにも、交通事故で骨折して緊急入院したが、もともと血糖値が高めの方だったので、食事はエネルギーコントロール食の方がいた。

その方の場合は、おそらく先生に何を食べてもいいかと確認しても「ダメ」と言われるだろう。

主治医の先生に確認して大丈夫なら、ご飯のお供は是非入院に持っていって欲しい。

私は、おとなのふりかけなど、一回分が個包装されていて、味が数種類入っているものを常に机に置いてかけていたが、正直長い入院だとそれにも飽きてしまっていた…

そんな時、同室のCさんがご飯に“ちりめん山椒“をかけてくれてとても美味しくご飯をいただけた。

もし可能なら佃煮等を持って行けていれば良かったと思った。

また、病室に冷蔵庫あるかないかも人それぞれ。

私の病室は冷蔵庫はなく、もし使う場合はデイルームにあるロッカー式の冷蔵庫をお金を支払って使うかたちだった。

Aさんはこのロッカー式の冷蔵庫を巧みに使って、デザート等を常備したりしていて入院生活を潤わせていた。


そんな中でも美味しかったメニュー

  • ちらし寿司

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こちらは私が入院生活中に唯一食べることができた、ひな祭り(3/3)の行事食の“ちらし寿司“。

桜でんぶが少し甘かったが、普段とは違った食事を食べることができ、病室でも季節感を感じることができて嬉しかった。

ちなみに調理の現場では行事食の日は本当に大変(これは病院でも保育園でも)!

その現場の方々のご苦労のおかげで行事食を味わうことができたのだと感謝した。

私も今後現場に戻ることがあったら今回経験した喫食者側の感想も思い出して頑張ろうと思った。


  • 天ぷらうどん

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そして私が入院していた期間で最も美味しかったメニュー、“天ぷらうどん“。

ちゃんとつゆと麺が分かれて提供してくれて、麺がのびていないものをいただくことができた。

つゆの味も美味しくて、ダントツのNo. 1メニューだった。

これだけまた食べたい。笑

私が入院していた病院では麺をメニューがこれくらいしか出なかったので、それくらい美味しく感じた…


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