2020年6月○日
退院後、2回目の外来受診
前回の記事で経緯を綴ったように、肘は曲げると激痛が走り、それは日によっては少し改善したり、悪化したりしていた。
骨を固定したピンの先が原因という事が電話相談でわかっていたので、痛みが出てもそこまで気にしないように過ごすことができていたが、2回目の外来受診の日、その痛みは最大になっていた。
とにかく曲げると涙が出そうなほど痛く、その痛みによってまたしても90°くらいしか曲がらないのである。
でもまあ今日が外来受診の日だし、なんとかなるだろうと思って病院へ向かった。
退院後初めての外来受診の時は父の車で病院へ行ったが、もう足の方はかなり良くなっていたので、この日は電車で1人で病院へ向かった。
受診の間、実家で両親が息子をみててくれていて、
「病院の後夫婦でお昼ご飯でも食べてくれば?」
と言ってくれたので、言葉に甘えてそうすることにしていた。
病院へ到着してレントゲンを撮り、整形外科の待合で診察まで待つ。
5月の外来受診よりも待っている人は多くはなっていたが、この日もあまり待たずに診察の順番が回ってきた。
診察室に入り、先生に電話相談のお礼をするとすぐに、
「肘の骨を固定しているピンを付け替えてもいいですか?」
と言われた。
「え?それって再手術ということですか?」
と戸惑う私。
先生の説明によると
- ピンの先が曲げると痛むようになったのは、肘の動きが良くなったことにより浮腫がなくなったことが原因。
- ピンは吸収ピンであり、いずれ無くなるのだが、無くなるまでに数年かかるためこの痛みは数年間続く。
- 痛みが出てからの2週間、また左肘を使わなくなっていることにより筋肉が減ってきている。
- レントゲンで確認しても上腕骨小頭の骨癒合はあまり進んでいなくて、吸収ピンでは強度が足りない。
- 今度は吸収されないピンで固定することになるが、これは完全に埋め込むため、あとで抜くことはできない。
- 手術のために必要な入院期間は1週間。また肘を固定しなくてはいけない期間ができるため、再度リハビリが必要。
との事だった。
上記の赤字で記した事がショックでなかなか、はいと言えなかった…
もうこの頃には育児など1人で色々なことができていて、そろそろ自宅に帰る計画も立てたかったので、また制限がかかりリハビリとなるとなんだかふりだしに戻ってしまうような気がしてしまう(そんなことはないのだが)…
返事を渋っていると、先生から
「交通事故による怪我はしっかりと治さなくてはダメです。」
と喝を入れられ、2週間ほど先に入院前の検査の日程や手術日の予約を入れてもらった。
そしてこの主治医の先生が担当してくれるのもこの日が最後で、次の診察からは違う先生に引き継いでもらえることになった。
交通事故に遭った当日から、本当に良くみてくれた先生には感謝してもしきれないくらいだったのに、再手術がショックで笑顔でお礼を言えなかったことは心残り(もちろん言葉ではしっかりお礼をしたつもりである)。
スポンサーリンク
美味しく感じることができなかった天ぷら
前述したように、この日は病院の後に夫と待ち合わせてお昼ご飯を食べることにしていた。
待ち合わせした後、天ぷら屋さんに夫と一緒に行ったのだが再入院と再手術、そして入院中は子どもをどうすれば良いかなどの心配事が頭をグルグルして大好きな天ぷら屋さんの天ぷらも美味しく感じることができなかった。
夫にも色々と相談して、交通事故に遭った当初は子どもが生後2ヶ月で預けられるところが全然見つからなかったが、この時には生後6ヶ月以上になっていて、今度は色んな選択肢があるだろうという話になった。
とにかく子どもに関しては利用できるサービス等を調べて、安心できる状態で再手術に臨もうという考えになった。
また、新しい先生が担当してくれる次の外来の日は色々と説明もあると思い、夫も診察に同席してくれることになった。