交通事故に遭った私の骨折日記と色々

骨折日記と作った料理やスイーツなどのブログです。

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【健康】日中裸眼で過ごすことができる、ナイトコンタクトレンズ(オルソケラトロジー)を5年間使ってみて…

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日中裸眼で過ごすことが可能になる、オルソケラトロジーについて

みなさんはオルソケラトロジーってご存知でしょうか?

私は視力の矯正としてオルソケラトロジーをしているのですが、そのことについて話すと、何それ?と言われることが多いです。

簡単に言うと、夜寝る前にコンタクトレンズをつけて、朝起きた時に外すと視力がでて、日中は裸眼で生活できるというものです。

つまり、朝起きて寝る前に外す、通常のコンタクトレンズと逆の付け方をするのです。

詳しい知識は無く、難しいことを書くことはできないので、こちらをご覧になってもらうとわかりやすいかと思います。

orthokeratology.jp

私はオルソケラトロジーを使い始めてちょうど5年になります。

今回は、オルソケラトロジーについての体験談や感想、メリット、デメリットなどを書きました。

オルソケラトロジーとの出会いから予約をしてみるまで…

オルソケラトロジーを知ったのは、大学生(2010年くらい)の頃です。

大学の顕微鏡を使う実験の時に、見えずらくて、同じ班の友達に視力のはなしやコンタクトをしているかと聞いたところ、1人の友達が、
「私ナイトコンタクトをしていて、日中は裸眼なんだよね。コンタクトをつけると涙が止まらなくて、日中はつけられないから…」
と言いました。

私は、
「何それ!?そんなのあるの?」
とびっくりし、親にもそんなものがあるんだってとはなしはしましたが、自分で調べたりはしませんでした。

しかし当時から私は視力矯正難民で、メガネもコンタクトも使ってみてはいましたが、どちらもつけていると体調が悪くなったりしていました。

就職してからも、調理の現場で働いていたこともあり、湯気などでメガネは曇ってしまい、つけていると作業がしずらかったのが悩みでした。

コンタクトに関しては、ワンデーのモイストタイプで、夕方くらいには目がしょぼしょぼしてしまっていて、眼科で診てもらうとそれはドライアイのせいでした。

ちなみに私の視力は右が0.7、左が0.1に満たないくらいで、左右差があり、それによる肩こりからの頭痛が日常茶飯事でした。

何かいい視力矯正法がないかと考えていた時に、ふと大学の時の友達との会話を思い出したのです。

ホームページで調べると、まずは1週間試すことができると知り、家から通えるオルソケラトロジーを取り扱っている眼科に予約を入れました。

orthokeratology.jp
↑こちらで取り扱い眼科を調べることができます。

オルソケラトロジーを取り扱っているのは、レーシックの手術も行っているような、少し大きめの眼科が多い気がします。

私が予約を取ったのも、駅ビルに入っているいつも患者さんが多い眼科でした。


選ぶ眼科は装用体験ができるところへ!

オルソケラトロジーのレンズを作ってもらいに、眼科に行きました。

検査の途中、本当に目が見えるようになるのかという計算をしてもらうと、右目はほぼ確実に効果が出て、左目は微妙といったところでした。

左目は右目に比べてかなり悪かったので、そのためです。

オルソケラトロジーは強度の近視にはむかないということなのです。

そして盲点だったのが、私がはじめに予約した眼科は、装用体験ができないところだったのです。

あとで書きますが、オルソケラトロジーは決して安くはない治療です。

自分に合っているか、しっかりと確認してから選びたかったので、はじめの眼科は受診はしましたが、コンタクトを注文するのはやめることにしました。

はじめての予約の際は、装用体験ができるかどうか確認して予約してください!

私も改めて装用体験ができる眼科を選び、予約しました。

次の眼科でまた、適応検査と度数や角膜の形(これが重要らしい)などを測り、1週間レンズを借りて装用体験をしました。

装用体験にかかる費用は5000円ほどでした。



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1週間、オルソケラトロジーをつけてみて…

コンタクトをつけて寝る違和感

オルソケラトロジーはハードコンタクトなので、つけるとかなりつけている感じがします。

その感覚のなか、寝なくてはいけないので、これによって眠れなくなる人もいるでしょう…

私はそういったことは一切なかったので、つけてもしっかり眠ることができました。

見え方

夜つけて朝外した1日目はすぐに見えることはなかったのですが、右目は2,3日目以降、左目は5,6日目以降、日中裸眼でいても見えるようになりました。

私としては満足いくくらい見えるようになってきたのでした。


体験を終え、実際にレンズを購入することに!

1週間の体験で、この治療は私に合っていると思えたので、レンズを購入することにしました。

保険適用外で、レンズは両目で20万円でした。

オルソケラトロジーのホームページを見ると、費用は10万〜20万円程度との事です。

私の眼科はどうやら高めだったようです…

オルソケラトロジーをはじめたら、定期検査として、まずは1ヶ月後、それ以降は3ヶ月毎に受診をしました。


眼科によって値段が全然違う!

前述したように、私はオルソケラトロジーをはじめる時に20万円払い、その後の定期検査は毎回3000円を払っています。

一度レンズを無くしてしまい(おそらく洗面台で流してしまった…)、再購入したのですが、片目で7万円ほどかかりました。

そしてその後、職場が変わったので病院を変えたくて、実家の近くの提携先の病院に紹介状を書いてもらいました。

新しい病院でも定期検査の度に3000円支払っています。

そしてレンズの交換時期にレンズを購入したのですが、両目で8万円ほどでした。

前の病院では片目で7万円だったので、だいたい半額くらいですよね…

そして更に結婚して引っ越したことにより、より近い病院に変えたいなと思ったので、自宅から歩いて行ける病院に、紹介状を持ってくればオルソケラトロジーの検査をしてくれますか?と聞きに行ったところ、できないというのです。

その病院では、初回のレンズ購入時に15万円を支払い、それ以降は1年毎に2万円を支払い、3ヶ月毎の定期検査を受けるという制度でした。

支払う制度が異なり、初回にその病院で15万円を払ってレンズを購入していないと、定期検査を受けることができないというのでした。

なので、今も実家から近い病院に行って、定期検査してもらっています。

初回予約時に確認して比較すべきこと

・装用体験ができるか。
・装用体験終了後のレンズの購入代金はいくらか。
・定期検査代はいくらか。
・レンズ交換時のレンズ代金はいくらか。
・引っ越しをした場合など、通いにくくなった時に、提携病院などに紹介をしてくれるか。


以上のことを確認して自分に合った病院を選ぶといいと思います。


必要なケア用品など

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洗浄・保存液

オルソケラトロジーのレンズはハードコンタクトレンズなので、ハード用の洗浄・保存液が必要です。

オルソケラトロジー用の洗浄・保存液もありますが、調べたところ、通常のハード用のもので大丈夫という事です。

しかし、オルソケラトロジーのレンズは凹凸があるため汚れが取れにくいので、こすり洗いをすることが大切です。

私はワンオーケアというものを使っています。

簡単に薬局で手に入れることができます。

コンタクト装着時に使う目薬

装着時に、コンタクトに目薬を垂らしてからつけると不快感が緩和されます。

これも検査時などに病院で買うこともできると思いますが、私はソフトサンティアを使っています。

先生にも確認して、これで大丈夫と言われています。

こちらもどちらの薬局でも購入できます。

コンタクトを取る時に使うスポイト

ソフトコンタクトと違って、柔らかくないので、手でコンタクトを取ることはなかなか難しいです。

そこで、ハードコンタクト用のスポイトを使って取ると楽です。

おそらく、初めに一つはもらえると思うのですが、私は無くした時用や、サブとしてもう一つ買いました。

コンタクト流出防止マット

高価なレンズなので、私みたいに洗面台に流してほしくないです…

こちらも初回にもらえると思いますが、汚れてしまったため買い替えました。

オルソケラトロジーのメリットとデメリット

メリット

裸眼で快適に過ごすことができる

これはレーシックも同じだと思いますが、裸眼で見える生活は快適です。

私は今裸眼で両目とも1.2ずつ視力があります。

お風呂やプールなどもやっちゃらですし、コンタクトで目が乾くというようなこともありません。

手術をしなくていい

やはり手術には恐怖心が付き物…

オルソケラトロジーは手術なしで裸眼視力を上げることができます。

外せば元の状態に戻る

一つめのメリットはレーシックと同じでしたが、レーシックとは違って、オルソケラトロジーは外して2週間くらいすればまた元の視力に戻ります。

やはりメガネにしたい、コンタクトにしたいと思ったら、いつでもやめることができます。

近視の進行抑制効果がある

オルソケラトロジーは近視の進行抑制効果があるとの研究結果あります。

私も最近本当の裸眼視力を測る機会があったのですが、1番初めに測った時から全然悪くなっていませんでした。

子どもほど効果が期待できる(ホームページ情報)

こちらはホームページ情報なのですが、角膜が柔らかい子どもほど、効果が期待できる治療のようです。
orthokeratology.jp

お子さんがコンタクトをできるような年頃になった時、選択肢として考えてみるのもいいかもしれません。

デメリット

保険適用ではなく、高価

前述したように、初回レンズ購入時に10〜20万円ほどかかり、3〜4年に一度必要とされるレンズ交換時にもかなりかかります。

しかし医療費控除の対象であるので、確定申告の時に医療費控除を申請することができます。

初回レンズ購入の年は、必ず10万円以上いくことになると思いますので、忘れずに申請を!

毎日コンタクトをつけて寝ないと効果が出ない

私の場合、右目は2〜3日つけなくてもしばらくは見える状態が続きますが、左目は1日つけないと見えなくなってしまいます。

視力が悪い目ほど効果が出にくく、出ても戻るのが早いようです。

定期検査を受けなくてはならない

眼科医の先生の指示に従って行う治療なので、3ヶ月に1回の定期検査は受けなくてはいけません。

私は間を空けてしまった時、先生に怒られてしまいました…

強度の近視にはむかない

前述したように、視力がかなり悪い方は効果が出にくいようです。

視力0.1くらいが治療ができるボーダーラインのように感じます。

体験でしっかり見え方を確認するのがいいと思います。



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長くなってしまいましたが、オルソケラトロジーをもっと早く知っておけば良かった…というのを、少しでも減らしたいと思い書かせていただきました。


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今回も最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

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