交通事故に遭った私の骨折日記と色々

骨折日記と作った料理やスイーツなどのブログです。

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【骨折日記】シェアハウスの住人たち

2020年2月〜3月

骨折日記の入院3週目〜4週目あたりを見ていただいたら、なんとなく察してくれている方もいるかもしれませんが、私この頃から入院生活を楽しみだしたのです!笑

それもこれも同じ病棟に入院している患者さんがいたからこそ!

今回の記事ではその方達について綴ります。

私が入院生活を楽しく過ごせたのはこの方達がいたからこそ!

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私が入院していた病院は地域包括ケア病棟という病棟もあった。
主な治療が終わっても家に帰れるほど機能が回復していなくて、継続してリハビリが必要な患者はリハビリメインで入院できるような病棟だ。

よく急性期病院は、急性期治療が終わると他のリハビリ病院等に転院しなくてはいけないことが多いが、私の入院していた病院はどちらの機能も兼ね備えているような病院で、ゆっくりとリハビリをしたあと、ある程度自宅で生活できるお墨付きをもらったら退院という感じなので、自分も含め、わりと長い期間入院している方が多かった。

また、この病院は、整形外科病棟と地域包括ケア病棟のフロアが一緒で、デイルームも共用していたため、整形外科病棟から地域包括ケア病棟へ移動してもデイルーム等で談話することができた(この頃はまだコロナにたいして緩かった…)。

  • Aさん(女性)

以前ちらっと書いたAさんについて。

Aさんは私が整形外科病棟に移動した日から(入院2日目〜)同室だった50代の患者さんで、同室だったのは1週間少し。

1週間同室だった後、Aさんも地域包括ケア病棟へ移動したが、前述したようにデイルーム等でたくさんおはなしをした。

Aさんは整形外科系の慢性的な痛みの治療で入院しているようで(詳しくは聞いていない)、夜などはかなり痛みが強くでて辛そうだった。

しかし私を含め他の患者さんにはいつも優しくしてくれた。今でもLINEをくれる。

慢性的な痛みのため、入院を繰り返しているようで、入院にたいして万全な準備をしていて、Aさんのベッド周りは小さなお部屋のようにカスタマイズされていた。

とくにフィギュアの羽生くんの大ファンなようで羽生くんのポスターも貼られていて、私もなんだか癒された。


  • Bちゃん(女性)

Bちゃんは私の2つ歳下のダンサーさんで、高所でダンスをしていた時に転落して脛の骨(脛骨と腓骨両方とも)を折って入院していた。

デイルームで話し始めたのがきっかけで仲良くなり、唯一の同年代の女の子だったのでタメ語で色々と話して楽しかった!

地味な私と違って華やかなBちゃんと一緒に話していると、これまた同年代の理学療法士さんに
「同じクラスだったら絶対仲良くならない2人だよねー」と言われた。笑

怪我をした時期がほぼ一緒だったので、荷重をかけるタイミングもほぼ一緒だった。

ただBちゃんは手は怪我していなかったので、早い段階から車椅子の他に松葉杖を使ってでも歩いていたのだが、さすがダンサーさん、松葉杖を使って歩く姿も美しかった!


  • Cさん(女性)

CさんはAさんが地域包括ケア病棟へ移った後、空いたベッドに入院してきた患者さんだ。

Cさんもベッドが空く前の数日間、産婦人科病棟にいたがベッドが空いたことにより私と同室になり、3週間ほど同じ部屋で過ごした。

60代前半の方で、入院したきっかけは転倒して手をついたら手首の骨を折ってしまったから。

しかも私同様開放骨折だったようで、救急車で運ばれて、その日のうちに創外固定という処置をした後、1週間後くらいにプレートを入れる手術をしていた。

転倒だけでこんなふうに折れるのか、と先生も不思議そうだったが、女性は閉経後急激に骨密度が低下して誰もが起こりうることらしい。

バリバリと働いていてウェブ関連にも詳しいCさんは知識も豊富で話していて本当に楽しくて、よく一緒行動していた。

年齢こそ親子くらい違うが、関係性としては姉妹といった感じだった。

本当に治るのか不安になって気分が落ちていた日もCさんが話しを聞いてくれて、正直Cさんがいなかったらどうなっていたかと思うくらいだ。


  • Dさん(男性)

Dさんは40代で、バイクに乗っていた時にうとうとしてしまい事故に遭い肩や指などを骨折して入院していた(単独事故)。

とてもポジティブな方で、こんな状況になったらこの生活を楽しむしかないと言っていた。

ちなみに退院前に
「あぁ、終わっちゃうなーシェアハウス生活」とDさんが言ったことがこの記事のタイトルの所以。

病院のデイルームをシェアハウスと言うなんて、なんていうポジティブ変換。笑

Dさんはシェアハウスのリーダー的存在で、
「明日○○退院だから売店にハーゲンダッツ買いに行ってみんなで食べよう」といったように誘ってくれた。


  • Eさん(男性)

Eさんはスノボをしていて肩を骨折した30代の患者さん。

Eさんに限らず時期的にスノボで骨折したという患者さんが何人かいた。

私は人生でスノボを一度しかしたことがなく今後もするつもりはあまりないが、もしする機会があったら気をつけなくてはいけないなと思った。

肩の骨折は寝ていても体重がかかる場所なのでかなり辛そうだった。



この方々以外にも毎晩のようにデイルームに集まり、一緒にテレビを見たりしていた。

会話の内容は見ているテレビについてや美味しいお店など雑談が多いのだが、1番多かった会話の内容は自分の怪我についてだ。

何ならはじめましての自己紹介も名前よりも、
「私は○○して△を骨折して入院してます」といったような怪我紹介からはじまる。

自己紹介ならぬ事故紹介…

しかしみなさん活発でポジティブな方が多くて、どんよりとした気分だった入院生活が楽しいものになり感謝している。

全員ではないが何人かはLINEを交換したのでコロナが落ち着いたらまたお互いの近況(主に怪我について)を話したりできたらいいなと思っている。

本当に私はまわりの人に助けられながら生きているなと思った。



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