2020年2月〜4月
交通事故に遭い、2ヶ月間入院した経験をもとに…
今回の記事では、2ヶ月間の入院期間で役に立ったものやあったほうが良かったなと思ったものをまとめました。
私は手と足、両方を骨折したので、何かと不自由なことが多く、それを経験してのリストになります。
ご自身の体の状態に応じて参考にしていただければ幸いです。
身の回り品
- 歯ブラシ
寝たきりで体や顔を洗えない時でも(拭くのみ)、歯磨きはベッド上で行うことができる。
看護師さんに、コップに水を汲んできてもらい、うがいをしてピンク色の容器(うがい受け)に吐き出すのだ。
シャワーも浴びることができず、満足に体を清潔にすることができなかったが、このうがい受けを使えば、歯磨きだけはほぼ通常通り行うことができたので、3食、食事後必ず歯を磨いていた。
姉が買ってきてくれた携帯用の歯磨きセットに入っている歯磨き粉だけでは2ヶ月の入院生活では足りなかったので、途中売店で買い足した。
- コップ
主に歯磨きをするときに必要。
入院の翌日には私のベッドの机の上に蓋つきストロー付きのコップが置いてあった。
同じものが売店に売っていたので、おそらく家族が初日に買ってくれたのだろう。
寝たきりではなくなってからは、蓋もストローも不要になったので外して使っていた。
- ボディソープ
寝たきりの時は、看護師さんが局部をボディソープを使って洗ってくれた(体のそれ以外の部位はおしぼりのようなもので拭く)。
入院してすぐは取り急ぎ夫が持ってきた、トラベルセットのものを使っていたが、すぐに無くなってしまったので売店で買い足した。
おそらく泡タイプのもののほうがいいかと思うが、売店には“ビオレU“の液体タイプしか売っていなかったのでそちらを使用していた。
- 洗顔フォーム
洗顔フォームも泡タイプのもののほうが良い。
こちらは夫が買って持ってきてくれたもの。
片手が使えないとキャップを開けることも困難なので、ポンプ式が何かと助かった。
- シャンプー(コンディショナー)
以前の記事に書いたように、初めはタンのトラベルサイズのものを使っていたが、すぐに無くなってしまったので(ずっと髪の毛を洗えていないと泡立ちも悪く、1回のシャンプーで通常よりもたくさん使ったことも原因)、こちらものちに売店で購入。
売店で売っていたものがリンスインシャンプーのメリットのみであったが、シャワーの時間が制限されているし、体も不自由だったのでシャンプーリンスが1回で済む分リンスインで良かった。
しかしそれだけでは髪がきしんだので、ドライヤーをする時に(ドライヤーは病棟で貸してくれた)アウトバストリートメントを使用していた。
- 化粧水、乳液
化粧水と乳液は入院翌日に姉が薬局で買ってきてくたミノンのポンプ式のもの。
病室内はとても乾燥しているので、頻繁に保湿したいのでベッドの机の上に置いて使っていた。
正直病院内の売店には洒落たものは売っていないので、もしこだわりのものがあるなら外で買ってくるか(買ってきてもらうか)、Amazonなどで注文して病院に配達してもらうことが必要。
私が入院していた2020年2月〜4月は面会制限もあったので、家族や友人に必要なものを頼むことも困難だったため、他の入院患者さんはAmazonを使っていたが(デイルームに配達員が来て荷物を渡しているところを目撃)、私が退院してから更にコロナの感染状況が悪化したため、それも今は許されないのかもしてないなと思った(確認が必要)。
- ボディローション
こちらは全力でおすすめしたいボディローション。
入院した日に気づいたらベッドサイドに置いてあった。
ずっとベッドサイドにあるけど誰のだろうと、入院してから数日後
「これって何?」と夫に確認をし、
「これは初日に看護師さんが全身の保湿に使えるからって買ってきてくたものだよ(もちろんお代は支払った)」と。
見たこともないボディローションだし、いいのかなーと半信半疑で使ったところ、とても良い!
余計な香りがしないうえに、保湿力もあるのに伸びがいい!
また、赤ちゃんからお年寄りまで使えて、とても使い心地がいいので、退院してしばらく経った今も何本もリピして、子どもから大人、家族みんなで使っている。
お値段も高くないのでコスパがいいところも嬉しい。
通常の薬局では取扱いはないが、ネットで簡単に手に入ります。
病院の売店と値段も変わらないので、私もAmazonで購入している。
- 歩きやすい靴
病棟では、病棟内での転倒による怪我に対してとてもシビアなので、基本的に靴はサンダルなどではなく、かかとがあり、靴底もしっかりしているスニーカーのようなものや、リハビリシューズなどを履くようにいわれていた。
事故にあった時に履いていた靴は、血液で汚れてしまった服や、裁断した服、切断した指輪などと一緒に家族が持ち帰っていたので入院期間中は手元に無かった。
看護師さんから、履きやすくて歩きやすくて滑りにくい靴を用意してと言われたときに、すぐに頭に浮かんだのがワークマンの“ファイングリップシューズ“という靴。
これはワークマンが厨房で調理する時などに履くコックシューズを一般の方向けにデザイン性を良くして作ったもので、一時期子育て中のママの間などで流行り、テレビなどで頻繁に紹介されていたもの見て母が買って愛用していていた。これを貸してもらって入院期間中履いていた。
コックシューズは厨房内で油や水などがこぼれて滑りやすくなった床でも滑らないような靴底になっていて、洗い物などで水がかかっても大丈夫なように撥水性のある素材でできている。
そこに目をつけたワークマンの方が商品開発をしたいうわけだ。
私も大学時代の実習などで履き始めてから10年以上コックシューズを履いていたが、まさか一般の方達に注目されるようなものになるとは思わなかった。
確かに、保育園で働いていた時の防災訓練の時に、
「何かあった時はコックシューズのまま逃げるのが一番安全そうだよね」という会話はしたことがあった。
ちなみに私が好んで使っていたのはかかとがないタイプ(サボタイプ)。時間に追われながら何かと脱ぎはきもしなくてはいけない現場において、少しでも脱ぎ履きをしやすいようにするためだ。
しかし、コックシューズがおしゃれアイテムになるとは…こういうところにビジネスチャンスがあるのだな…笑
ないと困るもの
- 現金
入院中は毎日のようにお金を使うことになる。
飲水ひとつとっても自動販売機で買わないといけなくなるし(水道水なら無料)、テレビも大部屋なら、テレビカードというテレフォンカードのようなものを購入してから見なくてはいけない。
おそらくどこかしらの銀行ATMが病院内にあると思うが、ベッドサイドには鍵のかかる金庫のようなものがあると思うので多めに現金を持っていたほうがいいかと思う。
- スマホの充電器
入院期間はベッド上でかなりの時間を過ごすことになるのでスマホを触る時間が本当に長かった。なので充電器は必需品。
私はAmazonで買った長い充電コードを持っていたので、自分のベッドサイドのコンセントに挿しながら、寝たきりでも充電をしてスマホを使うことができた。
- イヤホン
大部屋のテレビは、イヤホンを通してではないと音を聞くことができない。
なのでテレビを見るなら必ずイヤホンが必要。
しかしながら、売店に売っているイヤホンは高いので、家にあるものを持ってくるか、100均などで安く手に入れて持ってきたほうがいいかと思う。
また、スマホやタブレットで動画などを見る人は、それ用のイヤホンも必要(普通にテレビのイヤホンと同じものが使えるスマホを使っている方であれば、それを使えば良い)。
あったほうが良いもの
- 耳栓
大部屋に入院すると、色々な音が聞こえてきて眠れない夜を過ごすことが多くなると思う。
そこで耳栓があると多少は音が聞こえなくなり、眠れるようになる方もいかと…
しかし私は耳栓を入れて寝ることの耳の違和感のほうが強く、結局一度も使って寝ることはなかった。
- ジェルボール
以前にも書いたように入院中の洗濯で使う洗濯機では、おそらく柔軟剤の投入口が無く、すすぎのタイミングで後入れするタイプのものが多いかと思う。
そこで役に立つのが洗剤と柔軟剤が一緒になっているジェルボール。
私は売店で急遽買ったものを使っていたが、ホテルなどにもこのタイプの洗濯機置いてあることも多いので、長期の旅行の時なども持っていったほうがいいかもしれないなと思った。
- ポケットWi-Fi
私は普段はスマホをWi-Fi環境でばかり使うので、3GB契約でも余ってしまうくらいなのだが、Wi-Fiがない病室でネットサーフィンをしたり調べごとをしているとどんどんとデータを使うことになってしまった。
急なことだったのでチャージをしながら使っていたら、料金がすごいことになってしまったので、病室にWi-Fiが入らないようであればポケットWi-Fiをレンタルしたりして持っていくのをオススメする。
- ハンガー
ベッドサイドには簡易的なクローゼットのようなものがあるので、服にしわをつけないようにするためや、整理するためにハンガーは何本かあったほうがいいかと思う。
以上、思いついた範囲内でまとめさせていただきました。
読んでいただいた方の参考になれば幸いです。